こんにちは。設計コーディネーターの岡本です。
寒さが厳しくなってきましたね。
コロナやインフルエンザ対策に換気が必要だとわかっていても、窓を開けるのはつらい時期です。ですが、実は冬は暖房を使うことで室内の空気が汚れたり、結露したりと換気の重要性が高まる季節なのです。
今回は換気の必要性と、快適な換気方法をご紹介しましょう。
◆感染予防に
新型コロナやインフルエンザ対策には空気の入れ替えがとても重要です。厚生労働省では30分に1回の換気を推奨していますが、窓を全開にしてしまうとせっかくの暖気が逃げて室内の温度がぐんと下がってしまいます。なので、暖房をつけながら常に窓を細目に開けておき、30分程度で部屋の中の空気が全部入れ替わるようにする方法がおすすめです。
また換気をすると湿度が下がってしまい、ウィルスが飛散しやすくなったり、のどの粘膜が弱ったりなど、感染の可能性を高めてしまうので、加湿器を併用すると安心です。
◆健康と家を守るために
冬、換気をせずに暖房をつけっぱなしにしていると、外気との温度差で窓や壁に結露が発生してしまいます。濡れたまま放っておくとカビが発生し、窓の周囲や壁にシミができ、家が傷む原因にも。さらにカビはダニのエサにもなるので、ダニの繁殖にもつながってしまうのです。
カビやダニはぜんそくやアレルギーなどを引き起こす要因にもなり、健康被害が心配です。こうしたことからも、やはり換気は必要なのです。
◆新鮮な空気は学習能力や作業効率のアップにも!
換気をしてフレッシュな空気で部屋を満たすことで、学習効率がアップするという話をご存知ですか?
東京大学の名誉教授の研究によると「よく換気した部屋とそうでない部屋でそれぞれ理論系と暗記系のテストをしたところ、よく換気した部屋でテストを受けた人のほうが5~9%も成績が良かった」との結果が出たそうです。
部屋で換気をせずにいると、人の呼吸などで二酸化炭素濃度が上がって空気が汚れ、眠くなったり集中力が落ちてしまうのだそうです。例えば締め切った会議室に大勢があつまり会議をしていると眠くなってしまうのも、空気中の酸素濃度が下がって二酸化炭素濃度が上がってしまうことが原因として挙げられています。
◆24時間換気システムなら、窓を開けての換気は必要ありません!
シックハウス症候群が社会問題になったことから、2003年の建築基準法の改正で、新しく家を建てる場合には24時間換気システムの導入が義務付けられるようになりました。こうした換気システムは24時間自動で空気を入れ替え、家の中の汚れた空気を輩出し、フレッシュな空気を取り込んでくれます。
換気システムには様々な種類がありますが、FORTでは主に「ダクトレス第1種換気方式」を採用しています。給気・排気ともに、機械で強制的に換気を行う方法で、熱交換・湿度交換の機能もあり、冬なら冷たく乾燥した外気を暖かく、適度な湿気を加えて取り込み、快適な室内環境をつくってくれます。
換気システムにはこのほか「第2種換気方式」「第3種換気方式」などがあり、特徴が異なります。家づくりの際には工務店にどの換気方式を採用しているのかを聞いてみると安心です。
健康で快適な暮らしはきれいな空気から!ぜひ暮らしや家づくりの参考にしてみてください。
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