こんにちは。設計コーディネーターの岡本です。
もうすぐ6月、梅雨の季節はもう目の前。家にも湿気がこもってカビなどが発生しやすい時期です。そこで今回は、普段の暮らしで使える湿気対策や、湿気に強い家づくりについてご紹介しましょう。
◆雨の日の窓開けは逆効果!
家の中に湿気がこもったら、つい換気のために窓を開けたくなるものです。ですが、雨が降っている時は外のほうが湿度が高い場合が多いので、窓を開けると逆に外の湿気を家に取り込んでしまい逆効果です。
エアコンの除湿機能や除湿器を使って湿度を下げましょう。ちなみに人にとって快適な湿度は、夏場なら55%~65%、冬なら45%~60%が目安です。
◆家づくりでは窓の配置に工夫を
雨の日以外なら、窓を開けて家の中に風を通すのは湿気対策に効果があります。そしてなにより、風通しのよい家は気持ちがいいですよね。風通しのよい家をつくるには、まず家を建てる土地は、どちらの方向からよく風が吹くのかを知ることが大切です。その向きに合わせて風の入り口と出口をつくり、風がよく通るように間取りを工夫しましょう。
またどうしても風の向きと窓を付けたい場所が会わない場合は、「縦すべり窓」をつけるのがおススメです。ドアのように開くので、横風を受けて室内に取り込むことができます。
◆開放感のある間取りにする
仕切りの少ないオープンな間取りにすることで、家の中の空気が流れ、湿気が一か所にたまりにくくなります。またクローゼットなど湿気がたまりやすいスペースには扉を設けないほうが湿度を下げられます。
◆床を無垢材にする
無垢材は、見た目や手触りなどがいいだけでなく、実は調湿効果も持っています。室内の空気が湿っている時には湿気を吸収し、逆に乾燥している時は無垢材の中に含まれている水分を放出して、湿度を調節してくれるのです。ですのでLDKだけでなく2階の床や、天井などにも無垢材を貼ることで、より大きな調湿効果が期待できます。
◆浴室には浴室暖房を
お風呂は湿気のこもりやすい場所です。調湿効果のある建材を利用するのも効果的ですが、費用が高くつくのが難点です。なので浴室の湿気対策には「浴室暖房」の設置がおススメです。温風が出て素早く浴室全体を乾かしてくれますよ。また梅雨時でも浴室で洗濯ものが干せるうえ、湿気もこもりにくいので、とても便利です。
◆高気密の家はジメジメする?
「気密性が高いと、家の中にこもった湿気が出ていきにくく、ジメジメするのでは?」と聞かれることがあります。ですが、高気密住宅の魅力の一つは、室内の湿気をコントロールしやすいことです。家に隙間がないことで除湿器やエアコンのドライ機能を使って湿度を下げることができますし、また外からの湿気の侵入を防げます。
つまり高気密の家は室内で発生する湿気の除湿がしやすく、外気の湿った空気を取り込みにくいので、湿気に強い家といえるのです。
いかがでしたか?湿気に強い家づくりに興味のある方は、お気軽にご連絡ください。FORTには営業マンがいませんので、セールスは致しません。どうぞご安心を。
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