こんにちは。設計士の中村です。
突然ですが、2020年からの「住宅の省エネ基準」の義務化についてご存知ですか?それ以前に建てるなら関係ないでしょ?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、、、実は違うんです!
これから建てる家の資産価値を下げないためにも、この新基準をぜひ理解しておかれることをオススメします!というわけで今回は「新基準とは何か」「家の資産価値とどう関係するのか」ついて、わかりやすくご紹介しますね。
◆そもそも「住宅の省エネ基準の義務化」とは?
日本のCO2排出量のうち約13%は、住宅でのエネルギー消費が占めています。そこで国の省エネ対策のひとつとして、家の省エネ性能の最低限度基準を法律で定め、それが2020年から義務化されるのです。
簡単に言うと「2020年からは、気密性や断熱性の高い家を建てましょう。さらに性能のいい暖房機器や換気システムなどの設備を入れて、エネルギーの消費を抑えましょう」というものです。
<具体的な評価対象は2種類>
(1)建物の外皮(壁や窓など家の内外をしきる材)の断熱性と気密性
(2)エネルギー消費量を左右する、冷暖房や換気、照明、給湯設備の性能
このように、建物と設備の両面から総合的に評価され、
基準となる数値が定められているので、新築する際にはそれらの基準をクリアすることが求められます。