ギャラリーGALLERY

樹齢を重ねた桜を愛でる
大開口からの眺めが至福の時間を演出

CONCEPT

敷地の決め手は、1本の桜 ワイドな窓の向こうに広がる 風景も住まいの一部に
敷地には、樹齢を重ねた1本の桜の木がある。毎年春になれば、咲き誇る姿が道ゆく人の目を楽しませる愛すべき存在だ。その風景を間近で愛でる暮らしが、敷地選びの決め手となった。 約31㎡のLDKからは、南側の全面開口の向こうに桜をのぞむ。奥行きを深くとったテラスを介して室内と庭がゆるやかにつながり、面積以上の広がりを演出する。格子窓越しに眺める鉄骨階段の美しいシルエット、モノトーンのキッチンなど、スタイリッシュなインテリアも魅力だ。
敷地の決め手は、1本の桜
ワイドな窓の向こうに広がる
風景も住まいの一部に

POINT 01

ロケーションを生かす 窓のデザイン
エントランスドアを開けると、正面のピクチャーウィンドウが満開の桜を1枚の絵のように切り取る。LDKは、南側全面の窓から光が注ぐのびやかな空間。ソファやダイニング、キッチンから庭の眺めをワイドに楽しむ設計だ。窓を介して、自然の風景や季節の移ろいを近くに感じる暮らし。室内外が一体となることで生まれる開放感が心地よく、面積以上の広がりを感じさせる。 LDKの窓を開けると、奥行きが深く快適なテラス。日差しから守ってくれる軒の天井には質感豊かな天然木を使い、リビングの延長として快適に過ごせる中間領域にしつらえた。
ロケーションを生かす
窓のデザイン

POINT 02

スイートルーム感覚のLDK 吹き抜けで上下階をつなぐ
キッチン、ダイニング、リビングをワンルームとした使いやすいLDK。窓からの風景もあいまって、ホテルのスイートルームのように快適に過ごせる。アイランドキッチンは、作業をしながら庭を眺める特等席。空間の一部を吹き抜けにして、2階まで光を届けている。吹き抜けを介して上下階で家族の気配を感じたり、「ご飯だよ」と声をかけたりと、コミュニケーションが生まれるのも楽しい。
スイートルーム感覚のLDK
吹き抜けで上下階をつなぐ

POINT 03

室内窓ごしに眺める 階段の美しいフォルム
LDKとホールの間には、大きな室内窓をデザイン。視線と光を通しつつ、ゆるやかに空間を分け、空調効率も高めた。LDKから眺めると、窓越しに見える鉄骨階段がオブジェのような美しさ。光を受けて壁に描き出される階段の陰影が時の移ろいを告げ、インテリアの一部となっている。白を基調にしたシンプルなインテリアのなかで、サッシやキッチン、ドロップチェアに黒をセレクトして引き締めた。
室内窓ごしに眺める
階段の美しいフォルム

POINT 04

2つの片流れ屋根がつくる 美しいファサード
並みで存在感を放っている。片流れ屋根を二つ連ねたフォルムは、シンプルながら印象的。庭の桜の美しい背景として、風景に溶け込むようデザインされている。どの面をとってもファサードと呼べるような、造形美を楽しめる住まいだ。 室内では外の視線を気にすることなく庭を眺められるよう、前面道路側には窓を設けない設計。外観の美しさと、室内の快適さの両立を叶えている。
2つの片流れ屋根がつくる
美しいファサード

DATA

竣工年月 構造規模木造 地上2階建て 延床面積

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